朝から、チンチンと鉦(かね)の音が聞こえてきます。

 

今日は、地蔵盆。

昨日から当番の方が、お地蔵さまのお堂を清め、幟を立て準備しておられました。

あそこにも、ここにもと、道の傍にはお地蔵さまが祀られています。

 

八幡町 中町のお堂

八幡町 中町のお堂

 

当番の役の方は、お知らせとお布施を集めに来られた際に

高齢化のために、これまでのように維持できるかどうか

「ギリギリのところなのですよ」 と、心配されている行事。

身近なお地蔵さまに、子供の病気の平癒を願って大切にされてきたもの。

 

赤泊線の山深いところにある、梨の木地蔵さんでは

前夜の23日からお籠もりをし、真言を唱え続け

地蔵まつりとも呼ばれているそうです。

 

八幡町 下組 お堂

八幡町 下組 お堂

 

親の願いは、いつも同じ。

子供がおだやかな心で過ごせて、健康でいてくれること‥のみ。

 

地蔵盆 の お団子

地蔵盆 の お団子

 

祈りのこもった、お団子をいただきました。

 

夏の白い雲が浮かび、稲田を波のようなうねりを見せて、風が通り抜けていきます。

青田の海は洋々として、広がりが豊か (^O^)

 

実りの秋の黄金色はきれいですが、私は稲穂が花を付け始める頃の若い稲に惹かれます。

おだやかに波打つ、陸の青い海。

 

青い空 緑の稲田

青い空 緑の稲田

 

景色は最高の季節なのに、咽の奥が腫れて熱が‥‥じわじわ‥。 

ヤ~な予感 が、しています。

 

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このあたりまで書き始めたのが、8月初めの頃。

やっぱり、熱が出、声が嗄れ、体の節々が痛み‥‥ぼ~ッとした時間を過ごすハメに。

 

体調が少し戻る頃には、お盆近くとなり‥‥

柿餅の納品や、帰省した叔母さん達の送迎にあちらへ、こちらへ。

 

東京から帰省中の叔母は、持病の薬を持って来るのを忘れたとかで‥

予約無しの、佐渡病院の当日外来へ‥半日仕事となりました。

今年から新しく始まった祝日 「山の日」を控え、

更に、お盆休診の予定されている佐渡病院は、混みコミMAX状態。

 

ともあれ、お盆のお参りや、親戚との往来も滞りなく無事に‥終了。

夏は、いつもこんなもの。

お互いが無事なら、感謝しなくちゃね。

暑さをボヤク暇さえなく、夏風邪とともに、佐渡の盛夏が過ぎ去りました。

 

色つき始めた 稲田

色つき始めた 稲田

 

気がつけば、稲穂の色も、空の色も

どことなく秋に近づいてきているような、風景になっていました。

 

8月14日、とても素敵な盆踊りに出かけてきました。

 

お盆の行事は昔ながらの形から、少しずつ変化してきているそうですが、

ここ、赤泊、山田地区では、しっかりと 「 山田の盆おどり 」が踊り継がれています。

 

006

盆おどり会場を照らして

 

山田の盆踊りは、8月13日から15日の3日間、

佐渡おけさの元のかたちとなったと、伝えられている山田ハンヤとソーメンさん。

「 この地域だけに残されているんですよ 」と、盆踊りの世話役さんは、誇りをもってお話し下さいました。

 

太鼓 に 合わせて

太鼓 に 合わせて輪になって踊る

 

佐渡の盆踊りといえば、相川音頭、佐渡おけさが繰り返し踊られる夜ですが

ここでは、山田ハンヤとソーメンさんが主に踊られます。

 

子供の頃から参加している盆踊りに、若者の姿が多いのが印象的でした。

気難しい年ごろ(?)の子供たちが、地域に大切にされているからこそ

年に一回の盆踊りには、自然に集って

山田地区の盆踊りは、守られてきたのでしょう\(^o^)/

 

ハッタン の 灯り

ハッタン の 灯り

 

ソーメンさんとはなんぞや?

何を唄っているのか、ちゃんと理解できないままでしたが‥

かなりきわどい歌詞が続く、陽気でおおらかな盆おどり唄でした。

 

太鼓のバチと、盆おどり唄が広場に響くと、

全員がサ~と広がり、一緒に踊り出しました。

みんなが手拍子を打って、輪になって

これぞ、盆踊り\(^o^)/

 

近くの地域に育ちましたが、初めて聞くリズムと踊り。

素朴で温もりのある、地域の盆踊りの夜をを楽しみました。

 

佐渡の柿餅本舗

2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。

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