4月1日は、佐渡の柿餅本舗の創業日。 14年目がスタートしました。 | |
コブシと、青空。 ここ数日、暖かい日和が続いています。 | |
ツバメは、南の国から帰って来たところ。 | |
遠い国からの、渡りを終え これからの佐渡暮らしを謳歌するかのように 大空を、風を切って飛び廻っています。 ・・・お帰りなさい!(^^)! 落ち着いたら、直ぐに子育てが始まりますね。 | |
今年は、佐渡の各地で 春祭りが再開されることになったようです。 夜になると、遠くから 春祭りに向けての、鬼太鼓の稽古の音が 聞こえてくる季節になりました。 | |
今日は、花見日和。 | |
なので、 天気に誘われてドライブ。 気の向くままに、花見に出かけてきました。 | |
畑野・熊野神社にて。 同じ境内には 佐度市指定の文化財《何代の梅》が 古い枝に、咲いていました。 満開の🌸🌸桜のドームの、下から仰ぐと 花びらが軽やか、華やいだ空気です。 | |
たっぷり 花の雲のよう。 | |
新穂ダムから。 金北山を望めば、蕾の枝が揺れていました。 | |
買い物で、JAの売店に寄ったおりには もう直ぐの、入学に備えて 背中いっぱいの、大きなランドセルを背負った女の子。 ママと一緒に、登校の道筋を確かめているのか 新一年生らしい姿が見えました。 張り切っているように見えますし 心細そそうにも見えました。 ・・・桜の花が 校庭で待っていますよ。 私たち、佐渡の柿餅本舗も 新しい出会いを求めて 14 年目のスタート台に立ちます。 | |
今朝は、 ホ~ホケキョの鳴き声が聞こえてきました( ^^) 先日は、高校の卒業式も行われたそうです。 佐度の若者たちも、次へのステップを踏み出す時になりました。 すっきりとした青空と空気が、 心も背筋も、伸び伸びと開放してくれる感じです。 | |
雪が白く輝き、 青空に美しい春の山なみ。 寒さの緊張が少し解けて 春の兆しを感じる頃は、佐渡の好きな季節のひとつ。 1,000mを越える山を持つ離島は、 利尻島(1,721m)と屋久島(1,935m)と佐渡(1,172m)だけだそうです。 山の雪が伏流水となって、 佐度の平野を潤し、豊かな田んぼの風景を作ります。 | |
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3月3日からは 相川・ひなまつりが 開かれていますので、訪ねてみました。 月遅れで、お雛さまを飾る風習の佐渡です。 ホテル 万長さんにて | |
3年ぶりの開催となった 佐渡國 相川ひなまつり。 | |
ひなまつりの再開は、やはり嬉しい。 やわらかい桃の色に、和みます。 | |
めでたいを集めて、つるし雛。 | |
雅な姿 百人一首 | |
佐度の小木箪笥 赤みが強く、重量感のある欅材の美しい木目に漆塗りが施されています。 箪笥の前板に厚みのある金具が使われて、 繊細さと強固さが特徴です。 船の手提げ金庫としての「懸硯」は、 船での海難事故にあった際には 海に浮かぶことが知られています。 実用性を重視した箪笥と、 これ程にないと思われるほどの 豪華に飾りたてられた、美しい民藝箪笥があります。 | |
重厚な船箪笥 大皿 大皿のいわくについては、 説明ができないのですが‥ 北前船での交易が盛んな頃 佐度は、ちょうどよい中継地の位置にあり、 大阪・江戸・蝦夷までの、 農作物や文化が行き交った時代がありましたので、 きっと、ストーリーがある逸品なのでしょう。 | |
船箪笥の飾り金具 手の込んだ細工とデザイン。 依頼主が、楽しんでいるのが伝わってきます。 | |
伊藤家の大きな、享保雛さま。 二~人 並んで~ 🎎 | |
素朴な民芸 締め張り馬 | |
畑には季節の花、菜の花が 次々と咲いてきました。 | |
花が少ない季節ですので、 我が家が、お雛様へ飾るのはこの菜の花。 |
沈丁花の香りも、ただよってきました。 | |
一番最初に咲き出す、水仙。 | |
畑の周りに、植えられた水仙たち。 | |
藪椿の赤と緑も、春の色。 | |
ふきのとう ふき味噌にして、早速いただきました。 庶民は、まず見て そして、味わう(^O^) | |
畑の福寿草 つやつやの花びら。 | |
鉢植えにして、テーブルの上に。 家の中に、春を取り込んで楽しんでいます。 | |
大佐渡の山の雪も、畑のフチの水仙も まぶしさを増してきました。 光や温もりも、 待ち焦がれた、春そのものです。 いくつもの 小さな春を見つけた一日でした。 | |
コロナ禍 “第7波” の、行動制限が解かれたので‥、 お盆に帰省した、叔母たちに会いました。 (叔母たちは、80歳を超えています) 3年ぶりです。 | |
何時かは、その日が来るとは思っておりましたが、 1月の末に、母を亡くしました。 最期を看取とり、新盆を迎えたところです。 | |
家庭の要として、 静かに、確かに、生きた母でした。 亡くなる前の数年は、認知症となり、 家族との会話も、成り立たなくなりましたので 少し淋しくもありました。 ですが、ありがたいことに お薬を必要とする病気もなく 痛い、痒いもなく、穏やかに過ごす毎日でした。 母を亡くしたばかりの時には すぐには感じなかった寂しさが‥ 次第に、静かな深い喪失感となって 胸の奥に、積もってきました。 | |
☆。。。。。☆。。。。。☆ | |
母の新盆に、お供えしようと 求めてきたのは《すだれ団子》 その昔、お盆になると お墓参りに来てくれる親戚のために 母がいつも作っていたのが 軽いおやつの《すだれ団子》でした。 | |
お盆は お墓参りに行けば、親族の誰かに会える日。 親戚たちは、 頃合いを見て、集まり ゆっくり、おしゃべりを楽しみにしていましたし、 母は、その時間を大切にしていただきたいと お待ちしていたようにも思います。 | |
甘いのはチョットと‥言う方にの為には、 冷たい《ところてん》を。 | |
さっぱりとした甘さの《西瓜》も、 暑い中、お墓参りに来てくれたお客さまへの せめてもの、心づくしでした。 | |
ご仏前には、 果物、夕顔 、 かぼちゃの煮つけ、 茄子の漬物など、 畑で育てた野菜での、素朴な手作りの精進料理を。 ご先祖さまには、彼岸から帰って、 いつもの家の味を楽しんでほしい‥の思い。 ささやかではありますが、 心を込めてのお膳をお供えしたものでした。 今では、 母が元気な頃のようなことは、できくなりましたけれど‥。 新盆の為に、盆提灯を点けて 母をお迎えしました。 コロナ禍のために、 病院へのお見舞いや、葬儀の仕方など 全てが変わってしまったことを、実感しました。 葬儀所への出棺の折には、 ご近所の方々が、門送りに来て下さり、 その後は、 家族と縁の深い身内だけでの、見送りとなりました。 昭和2年に生まれ、93歳の生涯でした。 昭和の大戦を挟んで、世の中を覆う閉塞感のコロナの時代まで、 大家族の、“嫁さん”・“母さん”・“やさしい婆さん”として生きました。 地域の中の役割や、たくさんの親戚との付き合いなども、 丁寧にしてきた母でした。 自分には厳しく、誰に対しても公平で、 誠実な生き方を貫いた母だったと思います。 私たちは、子育ての時代を終え、 定年後に故郷に戻り 父を見送り‥、母を見送り‥。 両親との時間を、近くで持つことができました。 「お母さん、ありがとうございました」 感謝を伝えることができましたし、安堵も覚えています。 新盆を過ごし、 やっと気持ちに、区切りがついてきたところです。 母の笑顔ばかりが、思い出されます。 | |
すがすがしい、五月の青空。 山も畑も生垣も、つやつやの若葉がまぶしく爽やか。 |
納品を午前中にすませ、 普段は公開されていない、お寺や古い邸宅の文化財が一般公開される イベントが開催中ですので、お寺をお訪ねしました。 |
佐渡には、寺院・神社が多く存在していますが、 多くは、 檀家さんや氏子さんだけしか、お堂の中へは入れません。 一般の方が目にする機会は、ほとんどありません。 | |
開催中は、それぞれのお寺のご住職が見学者に、 お寺の歴史や仏像などの、説明をいただける二週間。 学芸員と共に巡る、オフィシャルツアーも用意されています。 |
正覚坊を訪ねました。 |
日本画家・土田麦僊が、正覚坊で過ごした 14歳の頃に、 描いたと伝わる襖絵。 やわらかい線と色。 有名な日本画‥大原女シリーズ・舞妓林泉 湯女 ‥とは全く異なる作風なので驚きました。 |
桑原 義泰さん 白梅シリーズ 地元・新穂の画家で、土田麦僊の孫弟子 だそうです。 | |
桑原さんの絵は、 大慶寺さんの襖絵や、 地元の集会所にも飾られて、親しまれています。 |
今回の地域の文化財巡りのために、 檀家さん個人所有の屏風も公開されています。 | |
一枚板に描かれている為、幾枚かは割れているのもあります。 |
仁王 さま | |
春の非公開文化財 一斉公開 | |
正法寺 雨乞いの《べしみ面》 | |
正法寺 ろうそく能 | 佐渡の柿餅本舗 (sado-biyori.com) |
東光院 子孫繁栄を願って | |
東光院のハス | 佐渡の柿餅本舗 (sado-biyori.com) |
佐渡の柿餅本舗ブログ で、 内容は少し異なりますが、以前にお訪ねしていますので、 よかったら、ご覧ください。 | |
歩けば 歩くほど 発見がある 地域の文化財巡り 佐度古文化保存協会さんは、 地元の文化財が、 〇 保存に手が回らなくて荒れてしまっている‥ 〇 眠ったままになっている‥ こんなことに心を痛めた有志たちが、立ち上げた会です。 想いを同じにしてくれる、神社や古い邸宅の協力を得て、 公開にこぎつけたものです。 専門家の案内に従って、寺社めぐりを楽しんできました。 | |
定年を機に佐渡に移住しまして、
ようやく自由な時間が持てるようになりました。
☆ ☆ ☆
いずれは、佐渡に帰ることにしておりましたので、
千葉の家で“柿餅”つくりの試作を重ね、
第二の生活への準備をしてまいりました。
柿餅を召し上がった方たちからの勧めもあり、
キリの良い、新年度の2010年4月1日をスタートの日と決め
佐渡の柿餅本舗として、活動を始めることにしました。
「柿餅」は佐渡南部の一部地域では古くから伝わるものの、
今では、家で餅をつく世帯が減りましたし、
高齢化となり、知る人も僅かとなってしまったお餅です。
☆ ☆ ☆
表舞台に出ることがほとんどなくなってしまった、
干し柿の入った珍しい佐渡の食文化である柿餅を
若い世代に伝えたくて、商品化を行い、
小さな商いを始めることに致しました。
柿餅作りからスタートして、おかき・黒焼き玄米茶など
「ぜ~んぶ佐渡産」
「素にして上質」 の気持ちを守り
砂糖も、添加物も使わない、
自然の味わいを楽しむお餅作りを続けてまいりました。
おかげさまで、いろいろなつながりができました。
☆食の宝島佐佐渡
佐渡の柿餅 150g【柿餅本舗】【普通便】 – 【公式】食の宝島佐渡オンラインストア (syokunosado.com)
☆三越伊勢丹新潟1F越品コーナー
☆佐渡まるしぇ(JA佐渡)
商品一覧 :: 加工品・他 (sado-sanchoku.net)
☆ふるさと納納税
[№5703-0156]「新潟うまいもの」推奨品 『柿もち』・『柿のかき餅』詰合せ – 新潟県佐渡市 | ふるさと納税 [ふるさとチョイス] (furusato-tax.jp)
これからも、更に
しなしなと ( 方言で ゆっくり 確実に ) 励んでいきたいと思います。
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。