三日前から、嵐が続いています。
例によって、佐渡の岸壁に激しく波が打ちつける画像が、全国に発信されたようです。
瞬間最大風速は 29.7 m 波の高さは 6 m。
強風 波浪 大雨 雷 警報が出揃った日。
金北山には、 2 回目の積雪が見えました。
例年ならば 23 日(勤労感謝の日)には、JA羽茂主催の “うみゃーもん祭り”が開催され、
収穫を祝って地区の人が集まり楽しむ日。
この夏には、コロナ感染者が急増し、
医療警戒レベルが心配されていた頃でした。
そのためにJA羽茂は、早々に “ うみゃ~もん祭り ” の開催中止を決めました。
☆。。。。。☆。。。。。☆
いつもならこのお祭りで、
生産者さんから、自然薯 みかん 銀杏などを
直接買い求めるのを、楽しみにしている日なのですが‥。
そこで、私たちは
生産量の少ない貴重な洋梨、ル レクチエの生産者さんをお訪ねしました。
佐渡では、おもに温暖な羽茂で栽培されています。
甘い香りがたち、皮の色が包み紙と同じくらいに色づいたら食べ頃。
例年、“うみゃ~もん祭り”の日に、初売りされるル レクチエ。
お祭りに合わせて、収穫からおよそ 40 日くらいの時間をかけ、
追熟してから出荷されます。
おだやかな酸味と、キメ細かで、なめらかな果肉。
ル レクチエを入れた、佐渡づくしの果物セットを
友人たちにお贈りしたい‥。
相談したくての訪問でした。
ご両親世代が栽培に取り組み始め、品質の良さで幾度も賞を受けている農家さん。
ギフトとして人気の、羽茂の特産品です。
今では、
後継の若夫婦が中心となって栽培し、
通販でも、積極的に発信されている農園さん。
少量ずつ、美味しくて、新鮮な旬の果物をお贈りし、
楽しんでいただきたいという思いの 一箱。
林檎・甘くて酸っぱい蜜柑、アンポおけさ柿・柚子・甘柿と黒柿など。
カラフルな、“ 秋の佐渡産フルーツ詰め合わせ ” が完成しました。
大雨警報が出るほどの嵐が、昨夜から佐渡に吹き荒れています。
風も強くて、波も高し。
いよいよ冬へ、気候が移り変わってきたようです。
晩秋になっても気温が下がらず、柚子の色づきが遅かったような気がします。
少しだけ、美しい実を分けてもらい
やっと、柚子のお餅をつくことができる季節になりました。
柚子の香りが、加工所いっぱいに広がります。
刻んだ柚子の皮と絞り汁がたっぷり入った《柚子餅》です。
新米の餅米 “ こがねもち ” とで、なめらかで香り豊かな《柚子餅》
今年も、おいしいですよ。
嵐が強く吹き抜け、大雨は警報が継続中です。
金北山に初雪が見られました。
瀬戸内寂聴さんが、99 歳で亡くなられたことがニュースに。
自分に正直に生きて来られたからこその、紆余曲折。
波乱万丈な生き方を、全うされたのですね。
寂聴さんの小説「秘花」の舞台は佐渡。
能の大成者、世阿弥の晩年に焦点を当てた、
小説の取材の為に、佐渡に来られたのは 2005 年。
険しい峠の古道を、実際に歩かれたそうです。
およそ3年前ですが、同じコースを私たちも歩きました。
以前のブログです。(2018/11)
佐渡おとなの遠足 世阿弥の歩いた笠取峠 | 佐渡の柿餅本舗 (sado-biyori.com)
☆。。。。。☆。。。。。☆
ふり返りになりますが、晩秋の風景を‥
海からの風と、お日さまでよく乾きます。
陽ざしの中、山をひと巡り。
親戚の家で。
今年は、いい豆ができたそうです。
自分で作った大豆で、味噌作りができるとホッとしていました(^^)/
雨に濡れた葉っぱは、更に赤く。
4 ~ 5 日だけの美しさに惹かれます。
泥付きのネギ。
持ち帰って、土に埋めて保存。
鍋料理の準主役、名脇役として裏方に徹した仕事ぶりで活躍します。
八幡の砂地の畑で、作られている佐渡の伝統野菜。
普通の里芋より細長く、もっちり密な食感。
我が家では、煮物で食べることが多い里芋。
いつもの、晩秋の風景です。
今日は立冬。
掌にしっくりとなじむサイズと重量感。
なめらかな漆塗りの杯を、友人からいただきました。
金色に輝く、月の静けさ。
佐渡の銘酒、金鶴さんの“上弦の月”を 宙(そら)COCORO にうけて 一献。
お酒を注ぐと星空が浮かび上がります。
見る角度や、注いだお酒で、杯の中の光が変化し
夜空に輝きを放ち、広がる花火の華やかさ。
静かに
華やかに
杯をもった指先や、唇に、蒔絵がやわらかに触れます。
ステンレスの台に漆塗りを施したという、新しい器です。
贈ってくださった方のお気持ちが心にしみて温かく、
美味しい純米大吟醸のお酒が、さらに美味しいこと。
晩酌のたびに《ゆらぐ宙》を眺める楽しみができました。
2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。