佐渡オケラ 咲く

佐渡オケラ (佐渡蒼朮 さどそうじゅつ)は、
『江戸時代に中国から持ち込まれ、漢方の原料になるとされていた植物』

佐渡では、質の良いものが数多く産出されていた時代がありました。

花は咲けども、種子では繁殖せず‥
株分けによってのみ
300年以上受け継がれてきた歴史ある植物。

貴重な球根を分けてもらい、昨秋に土に預けていたものにようやく花が咲きました。

とげとげ ゴワゴワの葉っぱに守られて
さくら色の可憐な花が咲きました。
生育に土が合い、羽茂地区ではよく育ち、
旧羽茂町の花として、親しまれてきた花だそうです。
旧町役場の前庭には、今も町の花として大切に守られて、
ネームプレートが置かれていました。


☆。。。。。。☆。。。。。。☆


秋の入り口に、季節が移ってきたようで、
昨夜から、ようやく凌ぎやすくなってきました。

空気もスッキリ、さわやかな秋の気配。
山道では、青空にススキの穂が揺れていました。
稲刈りも急ピッチで進んでいます。
コンバインが動く、おだやかな音には
労働が実った安堵と、収獲の喜びが重なります。
笹の花
笹の花が咲いた後のようす。

60年に一度とか、120年に一度、花が咲き枯れていくそうです。
基本的には、誰もが初めて見る珍しい花となります。
今、放送中のNHKの朝ドラ “らんまん” では、
『日本の植物学の父』と呼ばれる、牧野博士の人生が紹介されています。

この笹の花が、「新種ではないか?」と標本が送られてきた‥、
との、エピソードが紹介された回がありました。

人生の中では、なかなか出会う機会のない花です。
60年以上を生きて、私も初めて出会ってしまいました。

山椒の実

例年なら、稲刈りの時に真っ赤になる山椒ですが
今年は、暑さの為に10 日程、刈り入れが早まりましたので
色づきは、あと少しです。
ウドの花
丸~るい花が咲きました。

この花を天ぷらで、いただいた事があります。

ウド独特の香りがしっかりしていて、
料理の添えに楽しいアクセントになりました。

お料理は、季節の趣を遊ぶこと(^O^)

花瓶にも
野草の花も、野菜の花も、それぞれ個性派ぞろいです。

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佐渡の柿餅本舗

2009年秋、佐渡へ移住。
「佐渡の特産を使い、昔から食されてきた柿餅を、佐渡のお菓子として多くの人に知ってもらいたい」という想いから、商品化に乗り出しました。

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