大佐渡石名天然杉遊歩道に行く道中にある、和木山の栃の木の巨木です。幹周約6.5mあり、環境省の巨樹・巨木林データベースにも記載されております。(環境省 巨樹・巨木林データベースより)
和木山にはトチノキが多く、5月半ばになると特徴的な葉っぱと、可憐な花をつけているのをみかけます。その中に一際大きなトチノキがそびえ立ち、異様なほどの圧巻な幹周りと大きな洞が特徴的です。

和木山のトチノキ

まるでジブリ映画の中に出てくる巨木のような、少しファンタジーな様相にも見えるこのトチノキですが、雪上伐採されたのか、枯損なのかわかりませんが、真ん中の大きな幹の上が無いのです。関の大杉や金剛杉にも似た感じの様相からすると、雪上伐採されたのかなぁとは思いますが、詳しいことはわかりません。

トチノキの洞

洞(うろ)を覗きあげるとこんな感じでした。ウィルソン株のようにハート型になっていないかなぁと期待したのですが、角度を変えてもハートにはならないようです。

和木山のトチノキ

これからの季節、大佐渡石名天然杉遊歩道に行かれる方はぜひこのトチノキの巨木をご覧になられるといいなぁと願っております。ちなみに、近くにサンカヨウが咲いていたのですが、夏になれば丸い青い美味しそうな実が成りそうなので、こちらも楽しみではあります。

和木山のトチノキ巨木