江戸時代佐渡金山のお膝元として栄えた相川、そのメインロードだった京町通りは、今もその名残を残す風情ある町なみで、人気の観光スポットです。
その京町通りで「お江戸まつり」なる楽しそうなイベントがあると聞き、遊びに行ってきました。
「お江戸まつり」は京町通りを歩いて楽しむイベント。車は海岸近くの指定駐車場に停めて向かいます。
といっても京町通りのあるエリアは高台にあり、不精な私は登るの嫌だなぁと憂鬱でしたが、あ、そうだ「くるまる」がある!と、以前ここでも紹介した無料巡回車を思い出し、利用させていただきました。
車中は同じく祭りに向かう人で満席。春日神社や善知鳥神社など相川の名所を眺めながら現地に向かいます。
15分ほどでメイン会場のひとつ、佐渡奉行所跡に到着。ちょうど両津湊の鬼太鼓が舞を披露していました。
広場では、鼓童代表の船橋裕一郎さんによる太鼓体験教室。日本海に向かって太鼓を響かせます。
奉行所をひと通り楽しんだ後は、いよいよ京町の町歩きスタートです。
町歩きをより楽しんでもらうために、スタンプラリーやクイズラリーなども行われていました。
本部のふれあい集会場前では、地元グルメを販売中。
人気菓子店「きすけ」からは定番のお饅頭に揚げマリトッツォも!残りわずかと聞き早速ゲット。
温かい豚汁や甘酒の販売も。町歩きで冷えた体を温めてくれます。
ふれあい集会場は、休憩場所として開放、座敷では「亜流伝亭ばたやん」さんによる落語が開催されていました。
集会場で休憩した後、町歩き再開です。
通りはたくさんの人が歩いていてとても賑やか。
通りにあるお店に立ち寄りながら進みます。駄菓子などを扱う「ちゃくら商店」ではあつあつおでんの販売。
相川京町街並み保存センターにある「ぎゃらりー和」さん。館内では相川や外海府地区の伝統工芸品が展示されています。
奥には貴重な文弥人形もありました。
外海府に残る文弥人形の伝統、今は地域の中学校がクラブ活動として受け継ぎ、学校行事などで披露しています。
ぎゃらりー和さん、例年は冬季間お休みされるのですが、今年は佐渡金山 国内推薦入りの吉報を待ちに、通年で営業するそうです。(営業日は要確認)
手作り工房の「其蜩庵(きちょうあん)」
裂織の実践など、様々な伝統工芸に触れることができます。
佐渡唯一の映画館「ガシネマシネマ」。
カフェだけの利用も出来ます。美味しいカレーやコーヒーを味わえますよ!
ガシマシネマから少し進むと、もうひとつのメイン会場「旧相川拘置支所」前に到着です。
蔦が生い茂り緑色に染まる門も、この時期は枝が巻き付いていて殺風景な雰囲気を醸し出しています。
門をくぐると目の前に拘置所が現れます。
拘置所は1972年まで使用されていました。全国的にも珍しい現存する木造拘置所として、国の登録有形文化財となっています。
建物自体はそれほど大きくありませんが、独特の空気に包まれていて存在感があります。
今日は拘置所が忍者屋敷に変身!子供向けのアトラクションイベントが開催されています。
たくさんの親子連れでにぎわう拘置所。かつては悪の香りで溢れていた場所に子どもたちの笑顔が弾ける健全な空気、ある意味異質な空間です(笑)。
忍者屋敷では5つのミッションが与えられ、それぞれチャレンジします。
「忍び足」部門は、両手に鈴を持ち、鳴らさないように平均台を渡るというもの。
そぉ~っとそぉ~っと慎重に歩きます。
「手裏剣」部門は、番号めがけて手裏剣を投げ、当たった数字でポイントが変わります。
紙の手裏剣、遠くに飛ばすのもなかなか大変です。
ミッションがそれぞれ工夫されていて、子供たちが楽しそうに取り組んでいました。
忍者屋敷の影響もあり、京町通りは子供の姿を大勢見かけました。
子供の遊ぶ場所が少なくなる冬場にこういったイベントを開催してもらえると、子供はもちろん親のみなさんもとても助かるようです。
終盤にはおけさ流しもありました。初夏に宵乃舞が開かれる京町通り、冬空の下でしたが浴衣姿で元気よく跳ね踊ります。
地方が生なのも粋ですね。
このお江戸まつり、地元愛をヒシヒシと感じる素敵なイベントでした。
また開催してほしいなぁ。
元気な相川を楽しむイベント、まだまだありますよ!
まもなくクリスマス。今年はとびきり甘~い時間を過ごしませんか?
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