一度泊まってみたかったドンデン山荘。佐渡の新たな魅力発見です!
先日ドンデン山荘で関係者の試泊会があり、佐渡日和も参加させていただきました♪
ドライブランチではお邪魔したことはありましたが、宿泊は初めて。
ドキドキワクワクの山荘泊レポートです。
試泊の誘いに二つ返事で答えたものの、山荘までの道のりは急でかつ狭いことを思い出し、運転に若干の不安が。特に残雪が気になり山荘スタッフに確認すると、当日の天候にもよるが今のところ大丈夫とのこと。
カーブに気を付けてゆっくりと登って難なく山荘に到着。道路脇に咲くカタクリの花が、目を楽しませてくれました。
到着後に飛び込んできたのは、眼下に広がる佐渡と日本海の雄大な景色。そして空が近い!
この日は風も比較的穏やかでしたが、市街とは5,6℃の気温差があり流石に寒い。冬用のコートを着てきて正解でした。
山荘にチェックイン。宿帳に記載して鍵をもらいます。
ドンデン高原やアウトドアに詳しいスタッフが多く、山や花の開花状況などいろいろ教えてくれます。
山歩きに便利な佐渡山野草のガイドブックも販売しています。
部屋名は全てドンデンに咲く花の名前。私の部屋は「シラネアオイ」でした。アオネバ登山道はシラネアオイの群生地としても有名ですね。
部屋には2段ベッドが2基おかれていて、ふと子供時代の林間学校を思い出しました。
ベッドの大きさもちょうどよく居心地も良さそう。ただ大柄な男性はもしかすると窮屈に感じるかもしれません。気になる方は和室の交流研修室を希望するとよいかもです。
部屋は明るく掃除も行き届いていて清潔な印象です。海側の部屋だったので、窓から両津湾も見えました。
夕食まで時間があったので、先にお風呂に入ることに。入浴時間はこちら。朝風呂も出来ます。
日帰り入浴もできるそうなので、山歩きの汗を流して帰るにはちょうどいいですね。
お風呂はシンプルながらもゆったりとしたつくり。シャワーもありとても快適でした。
シャンプーとボディウォッシュもありましたが、シャンプーはリンスインタイプなので、気になる人は持参してもいいいかも。
お風呂後は部屋でゆっくりくつろぎ、そしてお待ちかねの夕食タイム。
メニューはお刺身に焼き魚、そしてフグの唐揚げといった魚料理に、コゴミやふきのとうなど山菜料理など。ほとんどが佐渡産の食材だそうです。ごはんはもちろん佐渡産のコシヒカリ。
ホテルなど経験豊富な長い料理長が手掛けているので一つひとつがとても美味しい。
佐渡の山、そして海の恵みを「山荘」でじっくり堪能。これって幸せなことですね。
標高900mの山荘に泊るメインイベント、それは夜景ウォッチングです。
夜が更けてくると、光のラインが際立ち始めます。
両津地区のまばゆい輝きと、国中を横断する本線と南線がくっきりと浮かび上がります。
そして海向こうには光の一直線。これは対岸の新潟の灯りです。
携帯で撮影したので、本来の美しさが伝えきれず申し訳ないです。
幻想的な光景を前に、寒さを忘れしばしうっとり。
ドンデン山荘は佐渡で一番夜景が美しい場所だと思います。
条件が揃えば、雲海や満天の星空と夜景を楽しむことが出来るそうです。
夜景に感動し、よし明日は夜明け前からスタンバイだと意気込んだものの、うっかり寝過ごし、目覚めたのは日の出後。やってしまったー(汗)。
それでも凪の両津湾を照らす美しい光の道を拝むことができました。
自然に恵まれた佐渡は美しいな、と改めて実感しました。
山荘の朝は早い。縦走などに出発する人たちのために、朝食は6時から食べられます。
アラメの小鉢やメカブ入りの卵焼きなど、ここにも佐渡の幸が振る舞われています。
希望者には朝食の代わりにおにぎり弁当にすることもできるので、希望者は申込時かチェックインの時に申し込んでください、とのことです。
食後はテラスでコーヒー。早起きした分、ゆったりと朝を過ごせます。
ドンデン高原の水で淹れた深い味わいを楽しみながら優雅なひととき。体にエネルギーが満ちていくのがわかります。
もうちょっと居たいな、と後ろ髪ひかれつつもチェックアウトの時間に。
景色の良いところで車を停めながらゆっくりと下山。
この日も天気が良く、大佐渡の縦走路もくっきりと見えました。雪解けも結構進んでいますね。
縦走してみたいな、と思いつつ山登りは全くの未経験。
アオネバすら登ったことがない私(苦笑)。今年こそはチャレンジしてみようかな。
まずは初心者のドンデン1周コースから始めてみようかな。
ドンデン高原の山開きは4月19日(日)。ドンデン山荘のオープンは4月20日(月)です。
例年なら山開き後から5月にかけて山野草トレッキングで島外から大勢訪れますが、今年は残念ながらさびしい幕開けになりそうです。
もちろん春以外も、それぞれの季節ごとにトレッキングの楽しみがあります。夏ならキャンプするのもいいですね。
来島自粛をお願いしている今は難しいですが、世の中の状況が落ち着いたら、心おきなくトレッキングや山遊びを楽しんでほしいです。
ドンデン高原はまだ残雪が残っているため散策できませんでしたが、山荘滞在だけでも十分満足でした。
ゆっくり流れる山の時間を、夜景や星空を眺めるのもよし、本を読むのもよし、のんびりと過ごすことで、ストレスや疲れがすーっと浄化された気がします。そして朝日を浴びて元気をフルチャージ。頑張ろうって気力が沸いてきました。
灯台下暗し、実は佐渡にこんな魅力的なところがあったとは。嬉しい発見にときめきます。
今回の参加者は全員佐渡住民でしたが、ほとんどが山荘に初めての宿泊。ドンデン高原に来るのすらかなり久しぶりという人も多く、それぞれ新鮮な発見があったようで、目がイキイキとしていましたよ。
緊急事態宣言の動向にもよりますが、佐渡市民のみなさんもぜひドンデン高原やドンデン山荘にいらしてください。