佐渡金銀山の世界遺産国内推薦決定を受け、佐渡島内外で様々な取り組みが始まっています!
先日佐渡金山をジオパークの視点で巡るモニターツアーが行われ、運よく体験することができました。
モニターツアーのスタートは、佐渡金山施設から少し上った第5駐車場「青盤脈の断層」。写真でよく見る道遊の割戸の裏側で佐渡金山最大の金鉱脈です。むき出しの断層面がなかなかの迫力です。これを人力で掘ったなんて、ちょっと信じられないですね。
今回ガイドをしてくださる池さん。農業の傍らジオパークガイドをされています。
ジオパークに興味を持ったのも、コシヒカリに合う土づくりを研究したのがきっかけだったそうです。
優しい語り口の池さん。手持ちの資料を使いながら丁寧に説明いただいたおかげで、青盤脈の成り立ちもばっちり把握。
青盤脈を見た後、いよいよ金山に入館。今回は「宗太夫抗」を見学します。
地中深く掘られた坑道跡を進みます。ところどころで採掘作業の風景が再現されています。
こ ちらは採掘作業で出た水をくみ上げる場面。水が出る理由、その水をくみ上げるための工夫や作業の困難さを、池さんがジオパークの視点で解説してくださいました。
こちらは「なじみの~」で有名な休憩場面。当時の金山はお給料もよく島内外から労働者が集まっていたそうですが、過酷な現場で身体を壊す人も多かったそうです。
こちらは当時行われていた「やわらぎ」という儀式の再現。硬い石が柔らかくなるように祈り歌われていました。衣服に描かれている「百足」は、神の使いであることと坑道が百足の足に似ていることから、当時崇められていたそうです。
この儀式は、7月に行われる鉱山祭で再現されています。
坑道を一通り回った後は展示館へ。
金鉱石について、詳しく説明していただきました。
功績に含まれている実際の金を虫眼鏡で見ることができます。
佐渡は金の他に銀も多く採れたこともあり、とても重宝されていました。江戸幕府があれだけ長く続いたのも、佐渡の鉱山のおかげなんじゃないでしょうか。(個人的意見です)
今回ジオパークの視点で説明を受けたことで、金山が生まれた理由や江戸時代の採掘作業の知恵などを学ぶことができ、新たな発見や興味も生まれました。面白かったー。
貴重な体験をありがとうございました!
なお「世界遺産推薦決定」を記念して、現在佐渡市民限定の入場無料キャンペーンを実施中!
近くにあるからいつでも行けるし、としばらく訪れていない市民の皆さん!この機会に改めて佐渡金山に来てみませんか?
佐渡金銀山を盛り上げるのは観光だけじゃない!
現在佐渡島内で「佐渡金銀山の商品開発プロジェクト」が進行中。統一のデザインを使用した魅力的な商品を開発しています。
そのお披露目を、先週オープンしたばかりの新潟ルフル広場で開催!食や雑貨など魅力的なラインナップをいち早くゲット出来ちゃいます。
佐渡の伝統芸能「鬼太鼓」もやってきます。今週末はぜひ新潟ルフル広場にいらしてください!
世界遺産国内推薦決定!佐渡フェア IN ルフル広場
2022年4月9日10日 10:00~16:00 新潟市 ルフル広場(古町 十字路 古町ルフル前)
鬼太鼓(湊若松海鬼組) 10:30~ 12:00~ 14:30~
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