佐渡の概要

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佐渡の食文化

郷土伝承食 いごねり佐渡は、海・山・川・里の幸に大変恵まれた島で、春夏秋冬一年をとおしての味覚の宝庫です。周囲の海から水揚げされる新鮮な魚介や里山で採れる山菜、大佐渡・小佐渡の伏流水によって育まれたお米を主とする旬の農産物は最高の食材です。お米は、コシヒカリを主として、年間60万人分以上も生産しています。魚沼産コシヒカリに次ぐ評価を得ており、全国的なブランド米です。また、トキの野生復帰を目指し、生き物を育む田んぼで作ったお米「朱鷺と暮らす郷米」も人気を博しています。

佐渡の名物「いごねり」は、九州の「おきゅうと」と同様、日本海でしか採れない「イゴ草」と呼ばれる海藻からつくられています。いごねりはトコロテンのような食感を持っており、食すと口の中にほのかな磯の風味が広がる、佐渡の人々にとってのソウルフードです。

南蛮エビ島内で収獲された、そば粉100%の手打ちそばもあります。「あご」と呼ばれる飛魚のだしでとったつゆでいただく手打ちそばは、そばの風味が芳醇で、海の香りのするあごだしのつゆに良く合います。また、佐渡では飛魚をすりみにし、お味噌汁や煮しめに入れて食べますが、これもまた絶品です。

特産品「おけさ柿」は秋に収穫の最盛期を迎えます。日本では、昔から「柿が赤くなると医者が青くなる」と言われるほど栄養価の高いフルーツです。佐渡のおけさ柿は、ブランド柿として北海道や関東を中心に全国に流通しています。そのまま冷凍にした柿シャーベットは佐渡ならではのデザートです。

食の宝庫としての魅力は、冬の季節に発揮されます。冬の味覚の代表格は何と言っても「寒ブリ」です。荒々しい日本海で水揚げされた寒ブリは醤油をはじくほどに脂がのっています。新潟県最大の湖「加茂湖(かもこ)」では、養殖ガキの生産が盛んで、カキの土手焼きなどが湖畔で食べられます。また、ベニズワイガニや南蛮エビも冬の時期に最盛期を迎え、島内各地で開催される食のイベントで味わうことができます。

水と米の美味しいところでは良い日本酒ができます。島内には酒造が6つあり、日本酒を醸造している蔵元は現在5つあります。島内で愛飲されている酒、ニューヨークのレストランに出されている酒、航空会社のファーストクラスで採用されている酒、様々ありますがどれも味わい深い逸品揃いです。

豊かな食材をいただきながら佐渡の地酒に酔いしれる、そんな文化が佐渡には息づいています。一度と言わず何度でもご堪能ください。

あまり役に立たない佐渡豆知識

佐渡出身者で、いごねりを知らない人はおりません。それが証拠に首都圏で開催される佐渡出身者の郷土会で物産販売を行うと、「懐かしい」という声とともに、いごねりが飛ぶように売れます。島外の物産展で「いごねりはある?」と話しかけている人がいたら、その方は佐渡出身者の可能性が高いです。

佐渡でおかゆと言えば、「白がゆ」ではなく「茶がゆ」です。奈良なども同様で、京文化の影響といえます。酒を飲んだ翌朝、胃に優しい茶がゆを食す。この食生活が、佐渡の食文化の豊かさを表しています。