佐渡の食文化

魅惑の食 里山篇

里山

2011年、能登とともに日本で初めてジアス(GIAHS:世界農業遺産)に認定された佐渡。
自然との共生、生物多様性を育むために様々な取り組みを行っています。
農業も環境に配慮した農法で、安全で品質のよい作物の栽培を心がけています。
米や野菜の栽培ははもちろん、畜産や酪農も行われていて佐渡牛やひげ地鶏(の卵)など希少な佐渡グルメを味わうことが出来ますよ。

佐渡のグルメを楽しめるお店や施設はこちらでチェックしてください。

米どころ新潟県の中でも高い評価を得ている佐渡産のコシヒカリ。
水や自然環境など地の利に加え、各農家が様々な工夫を凝らして米作りを行い、品質を高めています。
たきたてのご飯は何杯もお代わりしたくなります。

佐渡牛

かつて佐渡にはたくさんの牛がいて、酪農や畜産のほか金銀の運搬や農耕の担い手としても重宝されていました。
昭和の中ごろまでは、放牧された牛たちが大野亀や二つ亀あたりでも草を食むのどかな風景も見られたそうです。
畜産農家や頭数は減りましたが、今も島内各地に牧場があり豊かな自然の中で育てられています。
品質の良さと希少性から、幻の和牛と呼ばれる佐渡牛は、島内のホテルやレストランで提供されているほか、子牛は高値で取引され各地のブランド牛となっています。
乳製品では、島民にはおなじみ トキのパッケージがかわいい佐渡牛乳のほか、バター、チーズなど豊富な種類があります。

野菜

地野菜は露地栽培が中心。自然の恵みをたっぷり含んだ旬の野菜を作っています。

果物

佐渡の果物といえば「おけさ柿」が有名ですが、ほかにも越後姫(イチゴ)やスイカ、キウイフルーツ、リンゴなど、季節ごとの味覚を楽しめます。
最近ではルレクチェ(西洋梨)やビオレ・ソリエス(黒いちじく)など、希少種の果物にも力を入れています。

ひげ地鶏

古くから飼育されていた佐渡固有の鶏。孵化率の低さなどから絶滅寸前でしたが、生産者や地域の保存活動が功を奏し、現在も大切に育てられています。
孵化率を高めるためにロードアイランドレッド種と交配させた「佐渡地鶏・ひげ」の卵は、プリンやケーキなどのスイーツに使用され人気を博しています。

魅惑の食 里海篇

里海

四方を海に囲まれ、しかも寒流と暖流が交差し、近海の海底も漁をするのに適した地形など、佐渡は漁に好条件な島です。おかげで多種多様な魚介の水揚げがあり、定置網や刺し網、カゴ漁など様々な手法で行われています。

佐渡の魚も食べられるお店や施設を、こちらからチェックしてみてください。

ブリ

出世魚としてもおなじみ。佐渡では大きさによりイナダ、ワラサ、ブリと呼び名を変えます。
12月“ブリおろし”といわれる寒波がやってくると、いよいよ寒ブリの季節。
嵐を避けたブリが両津湾に逃げ込み、定置網にかかります。
醤油を弾くほど油が乗った肉厚の身。お刺身はもちろんブリしゃぶにしても最高です。

イカ

佐渡の海産物というとイカを思いつく人も多いのではないでしょうか。
スルメイカをはじめ、アオリイカ、ヤリイカなど一年を通して水揚げされます。
イカは鮮度が命。佐渡に来たならぜひとれたてのイカを召し上がってください。

トビウオ

波間を勢いよく飛び回るトビウオ。佐渡ではすり身やアゴだしに加工します。
新鮮なものはお刺身でも食べます。

海草

近年健康食として脚光を浴びている海藻。
佐渡は山の栄養をたっぷり含んだ水がそのまま海に流れ出るので、良質な海藻が育ちやすい環境です。
ワカメをはじめ、アラメやナガモ、もずく、銀葉草など種類も豊富です。

本マグロ

トビシマカンゾウの開花が近づく頃、マグロの群れが佐渡沖を通ります。
大きさは30kg~50kgのものが多いですが、中には100kgを超える重量級もあります。
ほとんどが島外に出荷されますが、島内で扱われる量も増えてきました。
番屋のまかないではマグロの内臓も珍味として出されます。

カニ エビ

日本海 冬の味覚の王様といえばカニ。
佐渡沖ではズワイガニ、紅ズワイガニ、毛ガニが水揚げされます。
中でも佐渡の海洋深層水で短期蓄養した活ズワイガニの味は格別。
新潟では南蛮エビと呼ばれている 甘エビ。
ぷるんとした食感と甘くとろけるような味わいが口福感を高めます。
大きくてプリップリな食感が楽しいタラバエビもオススメです。

貝類

佐渡を代表する味覚である天然のアワビやサザエ。特に黒アワビは味も歯ごたえも絶品です。
また磯でとれるしただみや亀の手など珍しい貝を提供する店や宿もあります。
加茂湖や真野湾ではカキの養殖も盛んです。

魅惑の食 伝統食篇

伝統食

佐渡では新年や祭礼、一年の行事にあわせて伝統食をふるまう風習が残っています。
その地域のみに伝わる料理もあり、島全体で豊かな食文化を築いています。

いごねり

イゴ草と呼ばれる海草を丹念に洗い、煮溶かして濾し、固まった後に丸め食べやすいサイズにカットします。
佐渡の伝統食として広く知られ、ネギや生姜を乗せ醤油をかけて食べることが多いです。

煮しめ

具沢山で甘みのある煮物で、祭りや祝い事には欠かせない一品。
焼きあごで出汁をとり、野菜や昆布、焼き豆腐といった食材を、時間をかけてじっくり煮しめていきます。
味付けは各家で異なる「おふくろの味」です。

おこし型 やせうま

ともに佐渡に古くから伝わる団子菓子。見た目も美しく、気持ちが華やぐ佐渡の“スイーツ”です。
おこし型は、食紅で着色した生地を花や動物などの木型に詰め、あんこを入れた後に型抜きして蒸します。
ひなまつりのお祝いとしてふるまわれます。
やせうまも、同じく食紅で着色した生地を、花などの絵柄になるよう棒状に組み合わせ、蒸した後に輪切りにします。
涅槃会の際にお釈迦様にお供えします。

栃もち

佐渡の正月やお祝い事でふるまわれる大福。
栃の実はアクが強く手間がかかる分、濃厚な味わいに仕上がります。

地酒の島 佐渡

地酒

酒造りの肝である良質な「水」と「米」に恵まれた佐渡は地酒天国です。

現在、島内には8つの蔵元があり、それぞれが趣向を凝らした酒造りを行っています。
海外の大物俳優に愛されていたり、エールフランスのファースト・ビジネスクラスの機内酒として採用されたりと、佐渡の酒の評価は海外まで広がっています。

島外では中々入手できない“幻の酒”も、島内の酒屋や売店で購入できます。
また居酒屋などでも地酒を多く取り扱っているので銘柄を飲み比べても楽しいですね。
多くの蔵元で酒蔵見学や試飲コーナーなどの企画を積極的に行っているので、是非味わってみてください。

酒蔵の情報はこちらからチェックできます。
佐渡の地酒を味わえるお店は、こちらからチェックできます。