いわゆる前撮りというやつを承りました。ロケーションフォトとか、ウェディングフォトとか言うらしいですが、よくわからないので、ウェディングフォトというタイトルにしておきます。

新郎新婦さんはスタジオフォトではなく、佐渡の雄大な自然とか文化を背景にして、ウェディングフォトが撮りたいというご要望で、半日がかりで美容師さんと一緒に島内を撮影に巡る旅へ。もう大人の遠足状態ではありますが、衣装が非日常的すぎるので側にいる観光客の方たちもジロジロ見ちゃいますよね。

美容室は佐和田にあるモナリザさん。素敵な写真も撮られる方なので、一発でこの人なら!ということでオファーさせていただきました。半日のうちに4回着せ替えて、ヘアメイクから着付けの和装2着、洋装2着をこなす敏腕美容師さん。

まずはその美容室のお二階で白無垢の着付けからスタート。

ウェディングフォト

朝の光が差し込む窓が良いライティングをしてくれました。とはいえ、なかなかの重ね着なので、新婦さんは大変だったと思います。次に向かうは相川。奉行所にて御代官様に結婚の報告的な構図で撮影。ここは佐渡奉行所のお白州(おしらす)で今で言う法廷です。

前撮り

相川には撮影スポットが沢山あるのですが、やっぱり相川といえば金山ということで、道遊の割戸。ウェディングで割れたとか縁起でもない・・・なんて言われそうですが、割れていません掘っただけですから。くっついてますし。

正直この格好で道遊坑の坑道内を歩かせるのは気を使ったと思います。私はカメラしか持っていないので、わかりませんけども。

ロケーションフォト

最後はもう日が落ちてしまってからの平根崎。ちょうど良い段差があったので、そちらで撮影。本当は太陽が海に沈んだすぐ後の黄昏時の色合いで、斜めになった平根崎の断崖で二人を撮影したかったのですが、流石に足元が暗すぎて危ないということで、その手前の段差で。

ウェディングフォト

結婚式当日は春日崎の夕日の写真が特大パネルとなって、場内に飾っていただいておりました。半日がかりで撮影したこのウェディングフォトですが、撮影した写真が大事なのではなく、この写真を見返した時にあの時大変だったよね。でも楽しかったよね。という思い出こそが一番大切なものになるのではないでしょうか。

これからさらに素敵な思い出を一枚づつ二人で作っていくことでしょう。
改めてご結婚おめでとうございます。末永くお幸せに。