4月の半ばぐらいになると、あちこち田んぼの代掻きをして水を張ります。佐渡島では当たり前の風景ではありますが、田んぼの向こうに海が見えると感動するお客様もいらっしゃいます。
この田んぼに風のない日、夕日が沈む頃に訪れると本当に美しい景色に変わります。田んぼに張った水が鏡のように夕焼けを映し出し、別世界の情景に早変わりします。また夕日が沈んでしまったとしても、影のない世界へと変わります。私は日の入りの時刻に間に合わなかったので、黄昏時の田んぼを撮影しました。

国道350号線沿いの海岸沿いの海の見える田んぼで見つけた、黄昏時の田んぼの水鏡の風景。
佐渡島の日常がこんなにも美しい日常であることに、少し嬉しくなりました。