11月26日に開催された大崎そばの会に行ってきました。
なんと今年で40周年という記念すべき年でして、こんなにも長く続く集落イベントはそうそうありません。
大崎そばの会は、地元で採れたそば粉を100%使った十割そばの手打ち。地元で採れた素材を地元の方が料理し、それを振る舞い、地元の方たちが舞台に立ち芸能を披露するという地元の人たちが中心のイベント。
40年も続いているわけですから、この方たちが若かりし頃から脈々と受け継がれてきたノウハウがあり、手際も良いわけです。
次から次へと蕎麦を打ち、蕎麦を茹で、盛り分けて配られる。飲食店顔負けの無駄のないスタッフ連携です。
普段は出入り出来ない厨房内の裏側に特別入らせていただき、撮影させていただいたわけですが、皆さん本当に手際が良いのです。
当然エプロンはそば粉まみれです。
この大崎そばの会が素晴らしいのは、すべて地元の食材を使っているところ。そして、地元の方々が芸能を披露するところ。これらがすべて地元にお金が落ちる所が大変素晴らしいと思うのです。
この日は観光バスが3台でお客様が180人ぐらい。十割蕎麦はおかわり自由の食べ放題で一人2000円(税込)という格安なお値段で、伝統芸能も披露されるディナーショーならぬランチショー的なスタイル。
蕎麦は一人づつ配られますが、他のお料理はお祭りのように採って食べるビュッフェスタイルです。
十割蕎麦がおかわり自由というのがなんとも贅沢です。とはいえ、お料理が沢山ありすぎてそんなに食べられませんけども。
大崎座という文弥人形のグループがあり、今回の演目は佐渡が舞台となる安寿と厨子王の物語。
各種芸能が沢山あり、鳥刺し、蟹舞い、ちょぼくり、相撲甚句などなど。どれも個性的で風俗的な大崎の色濃い芸能満載でした。
ちょぼくりは江戸中期ころの芸能で他にはない珍しい踊りです。
相撲甚句はステージ上でおばちゃんたちがまわしを付けて、相撲甚句に合わせて「どすこい、どすこい、どーんとこい!」とシコを踏みながら踊るなんとも愉快なもので、舞台かぶりつきで見るとパンチラも披露されます。
12月と2月にも開催されますので、ぜひご予約して芸能と蕎麦を堪能していただけたらと思います。
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