主に秋から冬にかけて見られることの多い、蜃気楼現象のだるま夕日(だるま太陽、逆さ徳利とも言う)が、11/25の夕刻に観測出来ました。
この日は日中はお天気も良く、夕方にかけては気温がグッと下り、大気の温度が海水の温度よりも下がり、光の屈折により蜃気楼現象で太陽が海に反射しているように見えます。実は佐渡島は朝日も夕日も見られる太陽を題材にした風景撮影にぴったりの島なのです。

日本海夕陽

この季節になると真野湾からも夕日が海に沈むのを見れます。少し風が強かったので、この時はまだ「だるま夕日」になるとは思いませんでしたが、徐々に海に沈みゆくに連れて、太陽の下に光が現れます。

だるま夕日

夕日が沈む時には大抵、雲が邪魔して海に沈むというよりは雲の中に隠れてしまうケースが多いのですが、この日は雲も少なく綺麗に見えました。だるま夕日という呼び方が一般的のようですが、私は逆さ徳利と覚えてしまっていて、日本海にドボドボドボっと日本酒が溢れてしまったような、そんな風景に新潟県地酒王国ならではの夕日だなぁと思っておりました。

逆さ徳利

SNSで佐渡でもだるま夕日が見れるんですね!というコメントをいただいたので、当たり前に見れるものだと思っていたら、そうではないということに気付きました。
どうやら、当たり前に美しい景色を見過ぎてしまっていたようです。