9月18日(毎年敬老の日の前の日曜日)に開催された岩首まつりの撮影に行ってきました。
ここは鬼太鼓と大獅子の神事があり、それぞれ集落の家々を門付けしてまわるのが習わし。

鬼太鼓は前浜流と呼ばれる、二人が組になって笛と太鼓のリズムに合わせて踊るスタイル。佐渡の鬼太鼓はいろんなスタイルがあり、それぞれ違っていて面白いのです。

岩首まつり

岩首集落には、鼓童研修生もいたり、大学生もいたりと若い人がこのお祭りに携わっており、とても賑やか。半纏もカラフルで彩り豊か。

岩首まつり

他の集落からもお手伝いに参加されていらっしゃる方もお見受けしました。こうした地域間交流をもっと盛んにすると、佐渡の地域行事が楽しくなるでしょうね。

岩首まつり 門付け

前浜流の鬼太鼓の特徴として、ろうそという役の方が、お花代をいただいたことの口上を述べてから鬼太鼓がスタートします。その数が多ければ多い程、一軒ごとに舞う鬼太鼓の門付け回数も増えます。もちろん、その場でお花代を手渡ししても、門付けしていただけます。

岩首まつり 大獅子

大獅子には面を被った先導役がついて、家の前で三週ぐるぐるとまわり、パンパンと獅子の口を開け閉めして鳴らします。獅子に頭を噛んでもらうと無病息災のご利益があるとか。

岩首小学校前での門付けが始まった頃に、時間切れとなりこの門付けを見て退散いたしましたが、まだまだ夜まで続きます。

岩首まつり 岩首小学校

こういった地域のお祭りこそ、佐渡の魅力がギュッと詰まっています。
ただ、集落のお祭りを撮影する際には、個人の家の敷地内に入らせていただくことになるので、マナーには充分注意しましょう。