佐渡の歴史

悠久の時をきざむ佐渡の歴史

佐渡の始まりはかなり古く、遺跡の出土品から1万年前に人が住んでいました
金井地区の千種遺跡からは弥生時代後期とみられる石器や狩猟用具が発掘されています。 古事記や日本書紀にも佐渡の記述があります。

本土からの移住は8世紀頃とみられ、長谷寺や国分寺、清水寺など本土に縁の名を持つ寺院も建てられました。
そしてそのころから都の政争に敗れた人々の流刑が始まったと言われています。
彼らは佐渡に多くのものをもたらしました。
特に鎌倉時代の順徳天皇や日蓮聖人、室町時代の世阿弥が与えた影響は大きく現代の佐渡芸能にも色濃く残っています。

江戸時代に入ると徳川家康が佐渡の金銀山に着目し、佐渡を幕府直轄(天領)として開発を始めました。
以降260年以上続く徳川幕府の財政面を佐渡の金銀山が支えていきます。 鉱山開発により、日本各地から腕利きの山師、金穿り、大工、測量技術者が集まり、多くの商人も移住。
急増した人口を支えるため、農業や林業の技術も飛躍的に進歩しました。

明治時代に入り政府が西洋の技術を取り入れた近代化を進めますが、採掘量と費用が見合わなくなり始め、民間に払い下げ後の1989年採掘を中止しました。
現在は金銀山跡を観光資源として活用するほか、金銀山の世界遺産登録を目指して様々な活動を行っています。

以上、駆け足ですが佐渡の歴史を紹介しました。でも興味深い史実はまだまだあります。
佐渡の歴史を紐解く資料は佐渡博物館や各地の博物館に展示されています。
また神社仏閣、史跡も各地に残っていますので、いにしえの佐渡をめぐる旅に出かけてみてはいかがでしょう。

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