佐渡の歩き方

旅の計画の立て方

初めて佐渡に訪れるほとんどの方が思った以上に広いと驚きます。
地図上では近いように見えても意外と距離があり移動に時間がかかります。
佐渡旅行はできれば2泊以上のゆとりを取ったプランをお薦めしますが、日帰りや1泊の場合はまず一番行きたい場所を決めてその周辺の見所を選ぶと時間を有効活用できます。
車で来島を予定している場合、連休やお盆時期は観光客や帰省客で満車になるのが早いのでご注意を。
レンタカーも事前に予約しておいた方が安全です。

佐渡旅にあると便利なもの

上着 ストールなど

日中と夜間の寒暖差や、場所によっても気温が異なりますので着脱が楽で持ち歩ける上着が1枚あると重宝します。

折り畳み傘 雨具

島の天気は変わりやすい。さっきまで晴れていたのに移動したら雨ということもよくあります。傘は夏は日よけにも。

歩きやすい靴

旅の内容にもよりますが水遊びをしたくなったときのためにサンダルなど。アクティブに過ごすなら汚れてもいいものを。

エコバック

佐渡では環境保全によるレジ袋有料の店舗が多くあります。お土産などを入れるにも重宝するので持参すると便利です。

佐渡までの移動

船酔いが心配な方

現在、佐渡に渡るには船便のみです。
海がしけていない限りそこまで揺れる心配はありませんが、船酔いが心配な方は酔い止めを持参いただくほか、船内ではあまり動かず、貸し毛布などで仰向けになって過ごすのがオススメです。
また一般的に船首より船尾側の方が揺れないといわれています。
ジェットフォイルなどの高速船は接岸時揺れることがありますので、出航5分前くらいに乗船するとよいでしょう。

カーフェリー船内のお楽しみ

高速船に比べカーフェリーは所要時間がかかりますが、船内には売店やスナックルーム、ゲームコーナーなど様々な施設があり、船旅を飽きさせません。
時期によってはイベントスペースで佐渡民謡や鬼太鼓などの催しを行っています。
潮風が心地よいデッキで海原を眺めながらのんびり過ごすのも旅の楽しみですね。フェリーを追走するイルカの群れに出会えるなんてラッキーなこともあるかも!?

島内の散策

海の楽しみ

島旅なら海遊びは外せません!
日本の海岸地形が全て揃っている佐渡。透明度もよく、紺碧の海原が広がります。
北端の「二ツ亀海水浴場」は岩礁の海岸で、足元を魚がすり抜けていく天然の水族館。「ミシュラングリーンガイド」で二つ星、「日本の快水浴場100選」にも選ばれています。
南端の小木半島にある「素浜海水浴場」はゆったりと過ごせるロングビーチ。周辺にはサボテンの群落もあり南国気分を味わえます。
真野湾の「佐和田海水浴場」は夕日を眺めるには絶好のロケーション。繁華街にも近く利便性が高いです。
海水浴以外にもダイビングやシュノーケリング、シーカヤック、海釣りなどのレジャーも楽しめます。
離岸流や高波など水の事故には気をつけて、佐渡の海を満喫してください。

山の楽しみ

トレッキングブームもあり佐渡にも多くの方が来島しています。特に春から初夏にかけて、リュックを背負ったグループをよく見かけます。
佐渡は山野草はもちろん野鳥の種類も多く、留鳥に加え様々な渡り鳥がやってきます。その中には希少種の鳥もいて、そこかしこで美しい鳴き声が聞こえてきて心が和みます。
大型の野生動物はいないため山に入っても比較的安全ですが、スズメバチやマムシ、ムカデにはご注意ください。
万が一のために登山届の提出もお願いします。

夏山は星空観察にも適しています。山頂や丘など高いところで見る夜空は息を飲むほど。
空を覆いつくすような星の数です。見上げすぎて首が痛くならないように。
大佐渡スカイラインやドンデン山の山頂は星空や佐渡の夜景を楽しめるビュースポットです。

地元の人と触れ合ってみよう

4月と10月は集落の祭り時期。
鬼太鼓や古くから伝わる行事など様々な芸能に出会うことができます。
神社に幟旗があったら少し寄り道してみましょう。
門付けしている鬼太鼓を見学するのも興味深いです。
ただし地元にとっては神聖なお祭りなのでマナーを守ってくださいね。
また町歩きをしているときに港や田畑などで地元の人に会ったら気軽に話しかけてみてはどうでしょう。
打ち解けると周辺の隠れた名所や地域の昔話をしてくれて”旅んもん”を温かく迎え入れてくれますよ。

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