岩首談義所

廃校を活用した交流拠点 「岩首談義所」

岩首談義所は、小佐渡の海岸沿い（前浜地域）のほぼ中央に位置する岩首地区にあり、廃校となった「旧岩首小学校」を、地域のシンボル・交流拠点として活用している体験交流館です。
木造校舎のぬくもりが魅力の岩首談義所には、年間を通し、佐渡島内外からたくさんの人々が訪れています。
竹林の棚田侵害防止や荒廃竹林の整備が目的で始めた「岩首竹灯りの集い」は、岩首地区の夏の恒例行事となっています。校舎全体が竹の灯りに包まれ、とても幻想的な雰囲気となります。

岩首地区の棚田は必見！
岩首地区には、海岸沿いに位置する岩首集落からは見ることのできない、隠れた名所の棚田があります。
佐渡でも一番と言われるくらい急こう配な棚田です。この棚田の上部から眺める景色は、まさに絶景。棚田、岩首集落、そして海が一望できます。さらに晴れた日には、本州の角田山や弥彦山（新潟県）も見えますよ。

小さな村の大きな祭
毎年９月の中旬に行われる「岩首・熊野神社大祭」は、岩首の地域の祭りとして150年くらい前から伝えられていると言われています。一時は過疎化や高齢化で、継続することが難しい時期もありましたが、和太鼓集団「鼓童」との交流をきっかけに、10年くらい前から鼓童研修生が祭りに参加し始めたり、Iターンの人達の参加などがあったことから、今では地域の外からもたくさんの人が集まるくらいに、賑わいのある祭りとなっています。
いつもは静かな集落も、この日ばかりは、終日、街中が盛り上がります。岩首地区ならではの鬼打ち（鬼太鼓）や大獅子には、誰もが見入ってしまいます。